東京都中野区中野5-67-5 SKGT長谷部 2階,4階|中野駅北口徒歩3分/中野駅北口バス停徒歩1分
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当院では予約優先制を導入しておりますご予約のない方も診察を承っておりますが、お待ちいただく場合が御座います。ご理解を頂けますと幸いです。 ご予約をご希望の方はWEB予約からご予約をお取りください。
小児眼科では子ども特有の目の症状である「斜視」「弱視」を中心に診療を行います。子どもの視力は生まれてから徐々に発達を続け、6歳頃には大人と同じ視力(1.0)に達し、9歳頃には発達の終わりを迎えると言われています。大人の目と違い、症状に対して治療するだけではなく、目が発達する過程でしっかりと子どもの目の状態を把握することが大切です。小児眼科では、「検査」や「治療」を通じて、子どもの「見る力」を伸ばすサポートを行います。子どもの目に少しでも異常を感じたら、ご受診ください。中野で小児眼科をお探しなら、東京都中野区の「ふくおか眼科クリニック 中野」にご相談ください。
ここがポイント!
当院では視能訓練士が在籍しています。視能訓練士とは小児の弱視や斜視の視能矯正や視機能の検査を行う国家資格を持つ専門技術職です。視機能のスペシャリストとして、乳幼児からご高齢の方まで世代を超えて皆さまの大切な目の健康を守るお手伝いをしています。
-目次-
ものを見るとき、通常は両目とも見ようとするものの方向に向きますが、右目と左目で同じ方向を向いていない状態を斜視と言います。斜視は目の筋肉や神経などの異常や遠視、目の病気やケガによる視力不良などが原因となり、片目の視力の発達の遅れや両目で立体感をつかむ機能の低下に繋がります。斜視は小児眼科の代表的な病気の1つで、子どもの約2%に見られます。
斜視は黒目の向く方向によって、「内斜視」「外斜視」「上斜視」「下斜視」の大きく4種類に分けられます。
●コンタクトレンズ、メガネによる矯正斜視の原因が遠視にある場合は、コンタクトレンズやメガネを装用して遠視を矯正することで斜視が改善するものもあります。
●プリズム処方メガネにプリズムレンズ(光の進路を屈折させるレンズ)を使用し、斜視による視線のズレを矯正します。斜視の程度によってはプリズムメガネでも矯正が難しい場合があります。
目を動かす筋肉である外眼筋(がいがんきん)を手術で調整することによって目の位置を改善します。手術は片目のみで外眼筋のうち、関係する1つ又は2つの筋肉を手術することが多いです。斜視の種類や角度の大きさによって、両目を手術する場合もあります。手術には保険診療が適用されます。当院では斜視手術を行っていないため、手術による治療が必要な方は適切な病院へ紹介させていただきます。
弱視とはメガネやコンタクトレンズで矯正しても視力が十分でないことです。子どもは生まれてから、ものを見る行為を繰り返すことによって視力が発達していきます。この視力が発達する時期に何らかの原因で成長が止まってしまうと視力を矯正しても十分な視力を得ることができなくなります。
◆屈折異常弱視屈折異常(遠視・近視・乱視)により、視力の成長期にピントが合わず、ものがはっきり見えていないために十分に視力が発達しない両眼性の弱視です。遠視が原因となることが最も多いですが、強い近視や乱視でも起きることがあります。
◆不同視弱視左右の目の屈折度に差があり、屈折異常が弱い方の目でものを見るため、もう一方の目の視力が十分に発達しない片眼性の弱視です。片目の視力は正常に発達しているため、生活上に不自由はない場合が多いです。
◆斜視弱視斜視により、視線がズレている方の目の視力が発達していない片眼性の弱視です。
◆形態覚遮断弱視乳幼児期に形態覚(物の存在を認識し、それが何であるかを識別する機能)を遮断することによって、視力が発達しない状態の弱視です。片眼性、両眼性の両方があり、代表的な疾患として「先天性眼瞼下垂」「先天性白内障」などがあります。
視力検査、屈折検査(遠視・近視・乱視について)、斜視の有無、眼疾患の有無を調べます。屈折異常の有無を確かめるため、小児では調節麻痺薬を点眼して屈折異常を検査します。 弱視が認められた場合には弱視の種類によって適切な治療を進めます。
近視とは、眼球の形が前後に長いため、目に入った光が網膜より前にピントが合ってしまう状態で、手元や近くのものはよく見えるが、遠くが見えないといった症状が起きます。子どもの近視には「遺伝的要因」と「環境的要因」の2つが作用するとされ、現代では特に生活の変化(スマートフォンやパソコン、ゲームなど)から近くのものを見る機会が増え、近視が進行しやすい状況にあると言えます。近視のうち、眼底に異常がなく視力矯正によって視力が1.0以上得られるものを「単純近視」、視力にとって重要な「黄斑部」に異常がある近視を「病的近視」と言います。近視が強くなると病的近視へ変化し、将来視機能の低下を招く可能性が高くなります。また、子どもは視力が落ちても比較対象がないため、視力低下に気づいていないことが多いので注意が必要です。
など
近くを見ることが習慣化していると近視になりやすく、近視の進行によって一度眼軸長が伸びてしまうと元に戻ることはありません。そのため、眼軸長が伸びるのを抑えることが近視の進行を抑制する上で重要となります。当院では子どもの近視の進行を抑制する治療としてオルソケラトロジーとマイオピン(低濃度アトロピン)点眼を行っております。
オルソケラトロジーは、一般的なコンタクトレンズとは異なり、特殊なハードコンタクトレンズを寝ている間に装用することで、睡眠中に角膜の形状を平坦化させて、視力を矯正する近視矯正治療です。現在ある近視をなくす治療ではありませんが、レーシック(LASIK)などとはことなり、レンズの装用を中止することで、角膜形状は元に戻ります。レンズは朝起床後に外し、日中は裸眼で過ごすことができます。
日本ではまだまだ知られていませんが、安全性・有効性が認められて、アメリカやヨーロッパを中心に世界各国で治療が行われている近視矯正治療です。
マイオピンは、小児期の近視の進行を抑制することを目的にアトロピン0.01%が配合された点眼薬です。日本では自由診療となります。1日1回就寝前に両眼に点眼することにより、近視の進行を抑制する方法です。
以前から近視治療としてアトロピン1%が用いられていましたが、瞳孔が開いた状態になるため、眩しさを感じる、またアレルギー性結膜炎、皮膚炎などの副作用がありました。アトロピン0.01%ではそれらの副作用を回避し、近視の進行を抑制できるように開発された点眼薬になります。
マイオピン点眼の特徴
マイオピンは日本で商標登録されており、以下の特徴があります。
※GMP(Good Manufacturing Practice-医薬品及び医療部外品の製造管理及び品質管理の基準)
人間は常に上瞼(うわまぶた)にある涙腺から涙を分泌しており、通常涙は眼の表面を潤した後、涙点という目頭にある2つの穴から吸収され、涙小管、涙嚢、鼻涙管を順に経由して鼻腔に流れていきます。この涙の通り道を涙道(るいどう)と言います。 先天性鼻涙管閉塞症とは、生まれたときから涙道が塞がっている状態です。
先天性鼻涙管閉塞症になると、涙が目の表面に溜まり、目やにが出るなどの症状があります。
先天性鼻涙管閉塞症は1歳までに自然治癒することが多く、 点眼を行いながら経過観察を行います。
記事監修 眼科医 福岡 佐知子日本眼科学会認定 眼科専門医眼科専門病院で17年間勤め、眼科医療の最前線で幅広い専門分野、年齢層の手術に対して多数の執刀実績を持ちます。難症例や合併症を含む白内障手術から眼科手術で最も難しい手術とされる硝子体手術を得意としています。また、国内で眼科医にレーシックやICLの技術的指導を行うインストラクターとしても活動をしています。
休診日 火曜・土曜午後・日曜・祝日 ※受付時間は午前12:30まで/午後18:30まで※初めてのコンタクトご希望の方は午前12:00まで/午後18:00まで
当院では予約優先制を導入しております。ご予約のない方も診察を承っておりますが、お待ちいただく場合が御座います。ご理解をいただけますと幸いです。 ご予約をご希望の方はお電話、WEB予約からご予約をお取りください。