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ドライアイ・眼精疲労

ドライアイ

涙のはたらき

ドライアイは、さまざまな要因によって「涙の量の減少」「涙の質の低下」し、目の表面を潤すのに十分な涙が行きわたらなくなる病気です。

通常、涙は絶え間なく分泌され、目の表面をおおって、外界から目を守る役割を持っています涙は、「油層」「水層」「ムチン層」から成り立っており、それぞれのバランスが崩れると涙が蒸発しやすくなり、目の表面に傷つきやすくなります。
ドライアイは、年々増加傾向にあり、その背景にはコンタクトレンズの長時間の装用、パソコンやスマートフォンの長時間の使用、エアコンによる乾燥、ストレスなどが挙げられます。ドライアイは現代のライフスタイルと非常に密接な病気と言えます。

また、年齢に伴い涙の分泌量は減少し、50代の方の涙の分泌量は20代の方と比較すると、約4割も減少するとされています。
加齢に伴い、目の乾きを訴える方も多くいらっしゃいます。

ドライアイの症状

ドライアイ
  • 目が乾く
  • モノが霞んで見える
  • 目がゴロゴロする
  • 目が疲れる
  • 目に不快感がある
  • 目が痛い
  • 目やにが出る
  • 目が重たく感じる

など

ドライアイの治療

ドライアイの治療

点眼治療

ドライアイの基本的な治療は点眼薬治療になります。
原因によって点眼薬の種類を変えます。

1.目の保水性を保つもの
2.涙の分泌を促すもの
3.炎症を抑えるもの

などがあり、症状が軽い場合には、これらの点眼薬を使い分けるによって症状を軽快させることができます。

涙点プラグ

重度なドライアイの方や点眼薬で改善が見られない場合には、涙点プラグを検討します。
涙の分泌が少なくなっている状態で通常の状態と同じように涙が排出していくと、目の表面が乾燥してしまいます。
そこで涙の出口である涙点にプラグ(栓)をすることによって、
目の表面に十分な量の涙を溜められるようにするのが涙点プラグによる治療です。

治療は数分で終わります。

眼精疲労

目の疲れ

眼精疲労とは、疲れ目とは異なり、目を酷使することによって目に疲れを感じるだけでなく、頭痛や肩こりなどをはじめとして全身に症状が現れる状態のことを指します。

良質かつ十分な休息や睡眠を取っても回復しない方は、眼精疲労の可能性があります。
特に現代社会においては、環境的な要因もあり、長時間のPC作業やスマートフォンの使用(※VDT症候群)の機会が増えていることも起因します。ドライアイなどの目の異常や環境、ストレス、体質など様々な要因が原因となります。

VDT症候群…Visual Display Terminalsの略で、TV,パソコン,スマートフォン,タブレットなどの長時間の使用に伴い、目だけでなく、心身に影響が出る状態のことを指します。
眼精疲労は、VDT症候群の症状の1種になります。

眼精疲労の症状

前述の通り、眼精疲労は様々な要因や幾つかの要因が重なることによって起きます。
目の症状だけでなく、全身にも症状をきたすのが特徴です。

■目の症状

  • 目がかすむ
  • 目がぼやける
  • まぶたが重い
  • まぶたが痙攣(けいれん)する
  • 目が充血する
  • まぶしさを感じる
  • 目の充血
  • 目が乾く

など

■体の症状

  • 頭痛がする
  • 肩や首がこる
  • 倦怠感(けだるさ)を感じる
  • 吐き気を感じる
  • めまいがする

など

眼精疲労の治療

眼精疲労の治療では、第一に原因の特定を行い、取り除くことが大切です。
パソコンやスマートフォンの長時間利用が原因の場合には適度に休憩をはさむようにする、メガネやコンタクトレンズの度数が合わない場合には、新しく度数のあったモノを作り直します。

必要に応じて、ビタミン剤を含む点眼薬や内服薬を処方します。
白内障や緑内障などの目の病気が原因となる場合には、適切な治療を行います。

眼精疲労も現代のライフスタイルと密接な関係性があり、PCやスマートフォンは日常生活から切っても切り離せないものになっています。休息などをこまめに取り、バランスを取ること、上手く付き合っていくことが重要です。目の病気が隠れている場合もありますので、眼精疲労が長期化する場合には、ご相談ください。

リラックス

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記事監修者について

日本眼科学会認定 眼科専門医

眼科医 福岡 佐知子

眼科専門病院で17年間勤め、眼科医療の最前線で幅広い専門分野、年齢層の手術に対して多数の執刀実績を持ちます。難症例や合併症を含む白内障手術から眼科手術で最も難しい手術とされる硝子体手術を得意としています。また、国内で眼科医にレーシックやICLの技術的指導を行うインストラクターとしても活動をしています。