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乱視用ICL-乱視の方のICL手術

トーリックICL(乱視用ICL)

トーリックレンズ(Hole乱視用ICL)
STAAR Surgical社製

ICLとは

ICLとは目の中にレンズをインプラント(移植)することによって
屈折異常(近視・遠視・乱視)を矯正し、
裸眼で見えるようにする屈折矯正手術です。
ICLは近視や遠視だけでなく、乱視も治療可能です。
乱視の場合には、トーリックレンズという乱視専用のレンズを使用します。

この記事で解説していること

  • ✔そもそも乱視とは
  • ✔乱視の種類について
  • ✔ICLで治療できる乱視と治療できない乱視について
  • ✔乱視用ICLにおける検査の重要性
  • ✔乱視用ICL特有のリスクについて
  • ✔乱視用ICLにおける当院の取り組み
  • ✔乱視用ICLの費用

当院ではLINEによる治療・手術の相談を実施しております。
お気軽にご利用ください。

乱視とは

乱視

人はモノを見るときに、見ている対象物に対して自動でピントを調整しています。

乱視は見る距離に関わらず、どこにもピントが合わない状態です。乱視の状態では、常に見ている対象物がボケていたり、ぶれたりして見えづらくなります。程度の差はありますが、日常生活に影響が出ないほどのものも含めると、殆どすべての人が乱視を持っていることになります。

乱視には、「正乱視」と「不正乱視」の2種類があります。

乱視の種類(正乱視・不正乱視)

乱視には、「正乱視」と「不正乱視」の2種類があります。

正乱視

正乱視角膜や水晶体がきれいな球面であれば、焦点は一箇所で合い、鮮明にモノを見ることができます。

しかし、角膜や水晶体が短径と長径の長さが異なるラグビーボールのような楕円体の形をしている場合、カーブの形の違いから1箇所で焦点が定まりません。そのような状態を「乱視」と言います。

その中でも、対称的な歪みにより起こり眼鏡などのレンズで視力が矯正できるものを「正乱視」と言います。

不正乱視

正乱視が一定方向に歪みを持つのに対して、不正乱視は主に角膜が何らかの原因により不規則に歪んでいたり、表面が均一でない状態により生じます。

角膜に不規則な凹凸があり、焦点が多数できることによってモノが何重にも重なって見えるなどの症状があります。角膜に炎症が起きたり、外傷や疾患などが原因となって生じます。不正乱視の代表的な疾患として円錐角膜が挙げられます。

基本的に不正乱視は規則的な歪みではないため、眼鏡やソフトコンタクトレンズ等では矯正できず、ハードコンタクトレンズでの矯正が必要となります。

重度の円錐角膜になると、通常のハードコンタクトレンズでも装用が難しく、目の状態に合わせコンタクトレンズのカーブなどの調整が必要となります。

乱視の方のICL手術

乱視でもICL治療を受けることが可能です。
目安として眼鏡やコンタクトレンズで矯正が可能な乱視は基本的にICLでの治療が可能となります。
また、レーシックでは禁忌(手術を受けられない)となる円錐角膜(不正乱視の代表疾患)についても軽度であれば、
慎重実施という形でICLが適応となる場合もあります。

乱視用ICL手術のポイント

  • ✔乱視の方のICL手術では、術前に正確な乱視度数を測定することが非常に大切になります。
検査

術前検査におけるコンタクトレンズの中止期間を厳守
ICLを希望される方の中には、コンタクトレンズ装用患者様が多くいらっしゃいます。
角膜形状への影響を考慮し、コンタクトレンズの種類に応じ、一定期間のレンズ装用を中止する必要があります。

■コンタクトレンズ中止期間
・ソフトコンタクトレンズ術前検査1週間前
・乱視用ソフトコンタクトレンズ術前検査2週間前
ハードコンタクトレンズ術前検査3週間前

手術前に最低2回以上の検査の実施
乱視はその日の体調や外的要因によって乱視度数が不安定になりやすく、より正確に乱視度数を測定するため、2回以上の検査を実施します。

乱視用ICLへの当院の取り組み

ふくおか眼科クリニック 中野

当院では、乱視の方のICL手術に対して、大きく2つの強みを持っています。

乱視を軽減する切開方法の工夫

当院では、豊富なICLの執刀実績を持つ院長が全て執刀を行います。
乱視を減らす方向から切開およびレンズ挿入を行ったり、
LRI(乱視矯正角膜輪部切開)を追加するなど術後の良好な視力回復にこだわっています。

屈折矯正手術に精通したスタッフによる性格な乱視度数の測定

当院では、屈折矯正手術に深い知見・経験を持つ視能訓練士が複数名在籍しています。
正確な乱視度数を測定し、精度の高いICL手術を提供します。

乱視用ICL特有のリスク

現在、日本国内においても多数のICL手術が行われています。
その普及の背景には、可逆性が高く(万一の場合は摘出が可能)、安全性の高い手術であることが挙げられます。
ただし、手術である以上、リスクが全くないわけでなく、術後合併症として下記のようなものがあります。

・眼圧の上昇(緑内障)
・併発白内障
・角膜内皮細胞の減少
・眼内炎(約1/6,000)
・レンズサイズの不適合 など

検査ルーム

術後、稀にレンズが回転することがあります

ICL手術後、確率としては低いですが、目の中でレンズが回転することがあります。
乱視用のトーリックレンズは、術前検査のデーターをもとに乱視の軸に合わせて正確な位置にICLレンズを固定する必要があります。
そのため、トーリックレンズは、レンズが回転してしまうと十分な矯正力を得られなくなる可能性があります。

レンズが回転してしまった際には、まずは位置修正のために再手術を検討します。
レンズサイズが小さいと思われる場合には、ワンサイズ大きいICLレンズに入れ替え手術を行うことがあります。

ICLはレンズ挿入後、約3ヶ月ほどでレンズが安定します。
トーリックレンズの場合は、レンズ位置の安定性を含め、経過観察が大切になりますので、
医師の指示を守り、必ず術後検診を受けるようにしてください。

●当院では、手術費用内に術後半年間の検診費用も含まれています。
●保証期間は3年となり、レンズの位置修正(術後3年間)、レンズ入れ替え(術後半年)は無料でご対応させて頂きます。
※保証内容について、詳しくはクリニックにお問い合わせください。

当院ではLINEによる治療・手術の相談を実施しております。
お気軽にご利用ください。

費用

ICL手術をご希望の患者様には、若い方も多く、中には乱視を有している方も少なくありません。
当院では、乱視を有する場合も通常のICLと同一価格でご提供させていただいております。
当院で使用するICLレンズは、現在(2022年4月時点)、唯一厚生労働省から認可の下りているSTAAR Surgical社のHole ICLを採用しています。

Hole ICL(近視のみの場合) 693,000円(税込)
Hole ICL(近視+乱視の場合) 693,000円(税込)
適応検査(術前検査も含む) 5,500円(税込)

※ICLは、自由診療となるため、健康保険は適用されません。
※上記費用は両眼手術の場合の費用になります。(片眼の場合は半額)
※医療ローン対応
(ご希望の方はお気軽にお申し付けください)

【保証内容】
■術後半年間の検診費用無料
■レンズの入れ替え手術は術後半年間無料
■レンズの位置修正は術後3年間無料

■清浄綿代無料

当院では、無料LINE相談も承っておりますので、お気軽にご利用ください。

当院のICL手術について

当院で行うICL手術については、国内12名のみが認められたICLエキスパートインストラクターの院長 福岡佐知子医師が全て執刀を行います。

また、医師だけでなく、屈折異常に深い見識を持つスタッフが在籍しておりますのでご安心ください。
乱視を有する場合も的確な検査のもと、チーム医療で皆様の「見える」の最善を追求します。

当院では、無料LINEによるご相談も承っておりますので、
お気軽にご活用下さい。

白内障手術

院長 福岡 佐知子 医師
日本眼科学会認定 眼科専門医
後房型有水晶体眼内レンズ(ICL)認定医・エキスパートインストラクター

ICLエキスパートインストラクター認定書

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当院では予約優先制を導入しております。
ご予約のない方も診察を承っておりますが、お待ちいただく場合が御座います。
ご理解をいただけますと幸いです。
ご予約をご希望の方はお電話、WEB予約からご予約をお取りください。

記事監修者について

日本眼科学会認定 眼科専門医

眼科医 福岡 佐知子

眼科専門病院で17年間勤め、眼科医療の最前線で幅広い専門分野、年齢層の手術に対して多数の執刀実績を持ちます。難症例や合併症を含む白内障手術から眼科手術で最も難しい手術とされる硝子体手術を得意としています。また、国内で眼科医にレーシックやICLの技術的指導を行うインストラクターとしても活動をしています。

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