中野の眼科|ふくおか眼科クリニック 中野

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ICLのデメリットやリスクは?-ICLの安全性について

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは?

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは?

ICL(眼内コンタクトレンズ)

ICLとは「Implantable Contact Lens」の略称で、「眼内コンタクトレンズ(後房型有水晶体眼内レンズ)」と呼ばれることもあります。

レーシック(LASIK)がレーザーで角膜を削って屈折異常を矯正する手術であるのに対し、ICLは目の中にレンズを挿入することによって近視・遠視・乱視などの屈折異常を矯正し、日常生活をメガネやコンタクトレンズ無しで過ごせるようになる手術です。

ICLには前房(角膜と虹彩の間)にレンズを挿入する前房型有水晶体眼内レンズと後房(虹彩と水晶体の間)に入れる後房型有水晶体眼内レンズの2種類がありますが、現在国内で行われているICL手術の殆どは後房型有水晶体眼内レンズが採用されています。

ICL「ドライアイになりにくい」「術後視力の安定性が高い」「元の状態に戻せる」などレーシックの弱みを克服していることもあり、世界中で普及し、現在「屈折矯正手術」の代表的な手術の1つとなっています。

実はレーシックよりも歴史が長い

ICLは、今でこそ多くの方に認知される手術となりましたが、
その歴史はレーシック(LASIK)よりも長く、1980年代後半から手術自体は行われていました。

これまでにモデルチェンジを繰り返しながら改良を重ね、
現在一般に認知されるICLのモデルHole ICL「EVO+」となりました。

なぜ普及しなかったのか?

なぜ普及しなかったのか?

これまで日本では、屈折矯正手術=レーシックとなっており、ICLはあまり一般認知されていませんでした。

その背景には幾つかの理由があります。

①従来のICLには改善すべき点があった

・2段階手術で術前にレーザーで虹彩を切開するため、角膜内皮細胞数の減少のリスクがあった。(患者さまの心身の負担も大きかった)

・目の中を循環している房水の流れが十分に確保できず、白内障や緑内障などの合併症のリスクがあった。

②そもそも国内でICL手術をできる眼科医が少なかった

ICLは、認定医(ライセンス)制度が採用されており、眼科医であれば誰でもできる手術ではありません。
いくつかのプロセスを通過することによって国内でICLを行うための資格が付与されます。

詳しくは、下記「ICLエキスパートインストラクターとは?」のページで解説していますので、そちらをご参照ください。

新しいレンズの登場

新しいレンズの登場

現在「Hole ICL」というレンズが登場したことによって、

上記の問題を克服し、安全かつ術後も安定性のある手術として確立されました。

「Hole ICL」では、レンズ中央に1箇所、周辺部に4箇所に穴を設けることによって、房水の循環を維持し、手術も1度でできるようになりました。

また、虹彩を切開する必要が無くなったため、角膜内皮細胞数の減少も抑え
房水の流れを確保できるようになったことで白内障や緑内障のリスクも大きく軽減しました。

ICL(眼内コンタクトレンズ)

Hole ICL「EVO+」
STAAR Surgical社製

 

ICLの安全性について

ICLの安全性とは?

1.厚生労働省から認可

2.レンズは生体適合性の高い素材

3.ICLは認定医資格(ライセンス)を持った眼科医のみが行える手術

4.角膜を削らない手術

厚生労働省から認可

厚生労働省から認可

ICL(眼内コンタクトレンズ)

Hole ICL「EVO+」
STAAR Surgical社製

 

ICL(STAAR Surgical社製)は、2010年に国内唯一の眼内コンタクトレンズとして薬事承認を得て、2014年に厚生労働省から認可を受けています。

ICLの有用性と安全性は国が認めているものになります。

なぜ普及しなかったのか?

従来のICLには改善すべき点がありました。

●2段階手術で術前にレーザーで虹彩を切開するため、角膜内皮細胞数の減少のリスクがあった。(患者さまの心身の負担も大きかった)

●目の中を循環している房水の流れが十分に確保できず、白内障や緑内障などの合併症のリスクがあった。

現在「Hole ICL」というレンズが登場したことによって、上記の問題を克服し、安全性の高い手術として確立されました。

「Hole ICL」では、レンズ中央に1箇所、周辺部に4箇所に穴を設けることによって、房水の循環を維持し、手術も1度でできるようになりました。また、虹彩を切開する必要が無くなったため、角膜内皮細胞数の減少も抑え、房水の流れを確保できるようになったことで白内障や緑内障のリスクも大きく軽減しました。

レンズは生体適合性の高い素材

レンズは生体適合性の高い素材

アクリルとコラマーのタンパク質色素沈着テスト

アクリル素材

アクリル

コラマー素材

コラマー

ICLのレンズはコラマーという素材でできています。
コラマーは、コラーゲンHEMA(ハイドロキシエチルメタクリエート)を共重合させた新素材で、目の中に入れいても異物として認識され辛い生体適合性の高い優れものです。

また、材質は非常に柔軟なため、目の中で破損することはありません。

コラマーは、マイナス電荷を帯びており、タンパク質や細胞などの同符号荷電粒子と反発して寄せ付けないため、細胞の付着を防ぎ、眼内での長期安定性に優れています。

ICLのレンズは、人間の寿命より長いとされるため、水晶体が機能している限り、レンズを途中で摘出することはありません。

コラマー

コラマーは造語で
コラーゲン」と「ポリマー」を合わせて
「コラマー」と呼ばれています。

どんなときにレンズの取り出しが必要になる?

前述の通り、ICLのレンズ自体は人間の寿命より長いとされ、
理論上はずっと目の中に入れていても問題はないのですが、レンズを摘出するケースがあります。

 

ICLは認定医資格(ライセンス)を持った眼科医のみが行える手術

ICLは認定医資格(ライセンス)を持った眼科医のみが行える手術

ICLエキスパートインストラクター認定書

ICLエキスパートインストラクター
ふくおか眼科クリニック 中野
福岡 佐知子 医師

ICLを実施するためには、
日本眼科学会の専門医であることに加え、
認定医(ライセンス)制度に基づき、
幾つかのプロセスを通過する必要があります。
認定医(ラインセンス)制度は、
今後ICLが国内で安心かつ安全に普及していくために設けられた制度です。
当院院長 福岡 佐知子 医師は、国内で10名のみが認定された
ICLエキスパートインストラクターの1人であり、国内の眼科医にICLの技術指導をするインストラクターとしても活動しています。

角膜を削らない手術

角膜を削らない手術

ICL(眼内コンタクトレンズ)

レーザーで角膜を削ることによって、屈折異常を矯正するレーシックでは、一度削った角膜を復元することはできません。
その点においてレーシックは不可逆な手術と言えます。※レーシック自体は安全性の高い手術です。
また、レーシックでは、フラップと呼ばれる蓋を作成する際に、角膜の知覚神経を遮断するため、一時的にドライアイの可能性が高まります。

対して、ICLは目の中にレンズをインプラント(移植)する屈折矯正手術であり、
万が一の場合は摘出することが可能可逆性の高い手術となります。
ICLの場合、切開創は約3mmであり、角膜の小切開で手術を行うため、涙の分泌に影響は出ないとされています。

ICLによってドライアイが悪化することは基本的にはなく、コンタクトレンズの装用が原因でドライアイを起こしている場合、
ICLにより、症状の軽快は期待できますが、元々ドライアイがある方は、ドライアイを改善する手術ではないので、その点は注意が必要です。

ICLのメリット・デメリット

ICLのメリット・デメリット

ICL は保険適用外の自由診療となるため、完全自費での負担となります。
ICLの普及の背景には、レーシック(LASIK)とは異なり、
万が一の際には、レンズを摘出することができる安全性が高い手術であることが挙げられます。
ついメリットばかりに目が行きがちですが、
ご自身の目に関わることですので、デメリット手術のリスクについてご理解の上、慎重にご検討ください。

メリット・デメリット

メリット

メリット
1.メガネやコンタクトレンズからの解放
2.視力回復が早い
3.適応範囲が広い
-強度近視にも対応できる

-角膜が薄い症例でも治療が可能
-軽度円錐角膜でも治療が可能(慎重適応)
4.リバーシブルな手術
5.術後視力が長期的に良好

デメリット

デメリット
1.治療費が高額である
2.手術までの待機期間がある
3.ハロー・グレアの可能性
4.内眼手術特有のリスクがある

メリット

メリット

メガネやコンタクトレンズからの解放

ICL手術ではレンズを半永久的に眼内に入れておくため、メガネやコンタクトレンズは不要となります。
外泊や旅行、スポーツ、災害時にもメガネやレンズの紛失する心配もありません。

視力回復が早い

個人差はありますが、早い方では翌日、多くの方が術後数日〜1週間程度で視力が回復します。

適応範囲が広い

ICLは、レーシックでは適応とならなかった強度近視の方(-6.0D以上)、角膜が薄い方(レーシックにおいては削る角膜の厚みが足りない)、軽度円錐角膜の方(慎重適応)も受けることができます。
ICLの適応範囲は、国内承認範囲で-3.0D〜-18.0D とされています。(-15.0Dを超える強度近視の場合は、慎重適応となります。)

リバーシブルな手術

基本的には、術後レンズは、眼内に入れたままになりますが、
白内障手術を受ける際や他に目の病気が見つかった際には摘出が可能
ほとんど元の目の状態に戻すことができます。
そのため、ICLの手術を受けることによって、その後の目に対する治療の選択肢が狭まることは少ないと言えます。
ICLは可逆性の高い手術であり、この点が大きくレーシックとは異なります。

術後視力が長期的に良好

レーシックは近視の戻りが一定の割合で起こります。
近視の戻りとは、術後年数が経過と共に近視の状態が元に戻ってしまうことです。
これは角膜を削ることによって、角膜の強度が落ち、眼圧(目の内側からの圧力)によって角膜を押し戻そうと働くためとされています。
ICLでは、レーシックと異なり角膜形状変化を起こさないため、術後裸眼視力が安定的に高いとの報告があります。
そのため、長期にわたり、良好な視力を維持することが可能です。

デメリット

デメリット

治療費が高額である

ICLは保険適用外自由診療となります。
ICLは医師の技量と合わせて、レンズの費用やその後の検診や保証なども含まれている場合があります。
手術費用や保証期間などは、医療機関によって異なるため、ご検討の際には費用に含まれている内容について事前に確認しておきましょう。
また、ICLの治療費は医療費控除の対象となります。
※詳しくは下記STAAR Sugical社のホームページをご覧ください。

手術までの待機期間がある

ICLは術前の検査情報を患者さまに適したレンズを発注します。
国内に在庫がある場合で2週間〜1ヶ月ほど、海外にしか在庫がない場合は、2〜4ヶ月ほど手術までお待ちいただく場合があります。

ハロー・グレアの可能性

ハロー・グレアとは、夜間や暗いところで急に強い光を感じると、光がギラギラと眩しく見えたり、ぼやけて見える症状です。

ICLの術後、数日は特にこれらの症状を感じる方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が術後数ヶ月で解消されます。(※個人差があります)

老眼用ICL(遠近両用眼内コンタクトレンズ)では、通常のICLとレンズモデルが異なり、白内障手術の際に用いられる多焦点眼内レンズの構造を利用しているため、若干ハロー・グレアが強くなります。

ハロー・グレア現象

内眼手術特有のリスクがある

ICL手術の特徴として、内眼手術であることを理解しておかなければいけません。
内眼手術とは、眼球の内側で行われる手術のことを指し、ICLの他に白内障手術、緑内障手術、網膜硝子体手術などが該当します。

対して眼球外側の手術を外眼手術と言い、レーシックや眼瞼下垂、ものもらいの手術などがあります。

内眼手術では、外眼手術には無い特有のリスクがあり、術前にしっかり把握しておくことが重要です。

ICLのリスクについて

ICLのリスクは?

手術である以上、必ずリスクはある

ICLは現在安全性の高い手術として確立されていますが、リスクについてもしっかり把握しておきましょう。
デメリットの項で触れたようにICL手術は眼科手術の中で内眼手術に分類されます。
確率はかなり低いもののの内眼手術の怖い合併症として眼内炎という感染症があり、
適切な対応を行なわなければ、最悪の場合失明に至ることもあります。
このリスクを回避するため、手術は感染症対策を徹底したクリーンな環境下で行い、術後も幾つかの制限を守って頂いております。

ICLで失明することはないのか?

結論からいうと、ICLによって失明する可能性はほとんど0に近いが0ではないとなります。

ICL手術では、約3mmの切開創からレンズを挿入します。
その際に目の中に細菌などが入り込み、感染症を引き起こすことがあります。
確率にすると1/6,000(約0,02%)となりますので、感染症が起こることは非常に稀ですが、目という非常にデリケートな感覚器官の手術になりますので、術前術後は必ず医師からの注意事項を守るようにしましょう。

また、現在の「Hole ICL」となってからは、殆ど心配はありませんが、白内障緑内障を引き起こす可能性も0ではありません。
ICLは、安全性の高い手術ではありますが、ご検討の際には、必ずこれらのリスクも念頭に置いておくことが大切です。

術後起こりうる合併症について

●眼圧の上昇 (緑内障)
以前のICLのレンズモデルではレンズが目の中を循環する房水の流れを妨げることによって低確率で緑内障が認められました。
現在はホールICLというレンズでレンズの真ん中に房水の流れを確保するための穴が空いており、解消されています。

●角膜内皮細胞の減少
ホールICLが登場する前のICL手術は、2段階手術であり、レンズを挿入する前にレーザーで虹彩切開をする必要があり、この際に角膜内皮細胞の減少が認められることがありました。現在のホールICLが登場したことにより、解消されています。

●白内障
緑内障と同様、以前のレンズモデルでは房水の循環が悪くなり、2~5%で白内障のリスクがありました。現在のホールICLとなってからは、白内障のリスクはかなり軽減されています。

●レンズの偏位(位置ズレ)
レンズは虹彩と水晶体の間に固定されるため、なにかの衝撃でレンズがズレるということはほとんどありません。ただし、稀に目に外傷や強い衝撃が加わるとレンズの位置がズレてしまうことがあります。その際にはレンズの再固定を行うことによって元に戻せます。トーリックレンズ(乱視用レンズ)の場合、レンズが回転してしまうと乱視の軸がズレてしまいますので位置修正を行います。

●レンズ入れ替え
稀にレンズの度数やサイズが合わないことがあります。この場合はレンズの交換を行います。
術前に多岐に渡る精密な検査を行なった上で、度数とサイズを決めますので確率はかなり低いです。

●術後眼内炎
約1/6,000程度の確率で術後眼内炎という感染症を引き起こすことがあります。眼内炎が認められた場合には、緊急の処置が必要となり、薬で目を洗浄したり、レンズを一時的に摘出する場合もあります。もっとも気をつけるべき合併症の1つです。眼内炎のリスクを限りなく0に近づけるため、術前術後の点眼や術後の生活制限、医師の指示をしっかり守るようにしてください。手術が原因となって起こる場合には、2,3日後の発症が多くなります。術後は必ず定期検診を受けるようにしてください。

当院のICL手術について

当院のICL手術について

当院で実施するICL手術については、
国内で眼科医にICLの技術指導を行うICLエキスパートインストラクター
当院院長 福岡佐知子医師が全て執刀します。
また、手術を行う際には、
感染症対策を徹底したクリーンな環境下で実施します。

当院院長は、ICLの他、難症例や合併症を伴う白内障手術や網膜硝子体手術を得意とし、眼科医療の第一線で多数の執刀実績を持ちます。
また、レーシックについても国内3名のVisix社製のレーシック・インストラクターとして活動し、屈折矯正手術に深く精通しています。

ICLは安全性の高い素晴らしい手術ですが、
ご検討の際には必ずリスクにも目を向けるようにしましょう。

当院では、無料LINEによるご相談も承っておりますので、
どうぞお気軽にご活用ください。

白内障手術

院長 福岡 佐知子 医師
日本眼科学会認定 眼科専門医
後房型有水晶体眼内レンズ(ICL)認定医・エキスパートインストラクター

ICLエキスパートインストラクター認定書

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記事監修 眼科医 福岡 佐知子
日本眼科学会認定 眼科専門医
屈折矯正手術(LASIKやICL)を国内でこれから新しく始める眼科医に対して技術的指導をするインストラクターとして活動しています。
国内で10名のみが認定されたICLエキスパートインストラクターの一人です。
国内で3名のみが認定されたVISIX社製のレーザーで行うLASIKインストラクターの一人です。

診療時間 日・祝
9:30〜13:00
15:30〜19:00 手術

休診日 火曜・土曜午後・日曜・祝日 
※受付時間は午前12:30まで/午後18:30まで
※初めてのコンタクトご希望の方は午前12:00まで/午後18:00まで

クリニック名
ふくおか眼科クリニック 中野
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-67-5 SKGT長谷部 2階,4階
アクセス
中野駅北口徒歩3分
中野駅北口バス停徒歩1分

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