東京都中野区中野5-67-5 SKGT長谷部 2階,4階|中野駅北口徒歩3分/中野駅北口バス停徒歩1分
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当院では予約優先制を導入しておりますご予約のない方も診察を承っておりますが、お待ちいただく場合が御座います。ご理解を頂けますと幸いです。 ご予約をご希望の方はWEB予約からご予約をお取りください。
白内障とは、年齢とともに目の内側の水晶体が白く濁り、視力が低下する病気です。水晶体は目の中央に位置し、外から目に入ってきた光を屈折させ、網膜に映し出すカメラのレンズのような役目を果たしています。
正常な水晶体は透明なのですが、加齢などによって水晶体の中にあるタンパク質が変性すると、次第に白っぽく濁ってきます。そうすると、水晶体が光を集めても眼底にうまく届かなくなったり、光が乱反射して網膜に鮮明な像が結べなくなったりして、見え方に支障が生じます。
透明な水晶体は光を十分に通します。
水晶体がにごり、光が通りにくくなります。
水晶体の濁り方は人によって異なるため、現れる症状も人によって様々です。白内障の症状としてよく見られるのが、目のかすみです。「何となく最近、目がかすむことがある」という人は、白内障の症状が出始めているかもしれません。
「視力が落ちた」「ものが二重・三重に見える」「視界が暗く感じる」「光が眩しく感じる」「ぼやけて見える」といった症状がある方も、白内障の可能性があります。
白内障は痛みや充血といった、はっきりした自覚症状がありません。気付かないまま進行してしまう人もいるため、注意が必要です。
水晶体全体が均一に濁ってくることは稀で、水晶体の周辺部(皮質)から濁り始める人もいれば、水晶体の中心部(核)から濁り始める人もいます。中心部が濁ることによって、眩しさや目のかすみ、くすみなどの症状が現れてきます。
症状が進んで周辺部から中心部まですべて濁ると、本来黒目である部分が白または黄色になってきます。
白内障は決して怖い病気ではありませんが、そのまま放っておくと外科的な手術が必要になったり、最悪失明にいたってしまう場合もないわけではありません。症状が進む前に、早めに眼科を受診することが大切です。
白内障の原因で最も多いのは、加齢です。「加齢性白内障」と呼ばれていて、個人差はあるものの、年齢を重ねることによって誰でも水晶体は濁っていきます。
そのため、高齢になるほど発症の確率は高まり、60代で白内障の手術を受ける人もいれば、80代で白内障の手術を受ける人もいます。
加齢以外の原因として、アトピー性皮膚炎や糖尿病などの症状がある人も、合併症として白内障を発症することがあります。
それ以外にも、先天的な要因や赤ちゃんの胎内感染、薬の副作用、目の怪我などによっても、白内障を引き起こすケースがあります。
白内障の初期の段階では、点眼薬の投与によって進行を抑制することができます。ただし、あくまで点眼治療は進行予防を促す対症療法であり、薬によって視力が回復することはありません。白内障が進行し、低下した視力を改善するには手術が必要となります。通常の白内障は年齢と共に徐々に進行していき、白内障と診断されたからといってすぐに手術を受けなければならないというわけではなく、患者さまのライフスタイルや目の状態によって、適した時期も変わります。基本的には患者さまご自身が生活に不便性を感じるようになった時期に手術を検討します。
白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを挿入します。挿入する眼内レンズも患者さまの希望する「見え方」に合わせて保険診療の単焦点眼内レンズや選定療養・自由診療となる多焦点眼内レンズを選択することができます。また現在では技術の進歩により、小切開でより患者さまの体への負担を抑えて手術することが可能となり、多くの医療機関で日帰りでの白内障手術を受けることが可能です。手術時間も通常の白内障であれば、10~15分程度で終わります。当院でも手術は日帰りで行い、患者さまのご希望があれば両眼同時に行うこともできます。また、当院では通常の白内障に加えて、アトピー性皮膚炎によるアトピー性白内障などの合併症、緑内障手術や網膜硝子体手術との同時手術、水晶体を支えるチン小帯が弱い、前房が狭いなどの難症例にも豊富な経験を持つ院長が日帰りで対応させていただきます。※日帰り手術について、手術自体は当日で完了しますが、術前の検査、術後の経過観察のために通院して頂く場合あります。
白内障手術は、日本国内で年間140万症例もある、国内で最も行われている外科手術の1つです。当日は次のような手順で行い、短時間でスムーズに終了しますので、安心して手術をお受けいただけます。
白内障手術は、日本国内で年間140万症例もある、国内で最も行われている外科手術の1つです。現在では、白内障手術の多くが日帰りで行われています。
当日は次のような手順で行い、短時間でスムーズに終了しますので、安心して手術をお受けいただけます。
※手術当日の注意事項
昼食をとっていただいても構いませんが軽食としてください。普段お薬を服用されている方は、医師にご相談ください。術後はしばらく院内で安静にしていただき、診察をして問題がなければ、術後点眼等の説明後、お会計の上ご帰宅いただきます。
ご自宅に帰られても、目は見えますので生活に大きな支障はありません。当日はぼやけた状態ですが、次の日ぐらいから少しずつはっきりと見えるようになります。
多焦点眼内レンズ につい
院長 福岡 佐知子Sachiko Fukuoka
当院は、白内障手術をはじめとする日帰りの眼科手術専門施設です。
当クリニックで行う手術は、院長が全て執刀します。難症例や合併症を含む特殊な症例から眼科手術で最も難しいとされる網膜硝子体手術を得意とし、それぞれ豊富な執刀実績を持ちます。
手術時に挿入する眼内レンズについても保険診療、選定療養、自由診療に対応し、院長自ら選定を行ったレンズのみを取り扱っております。当院では患者様の「見える」の最善を追求することを医療理念としています。どうぞお気軽にご相談ください。
経歴川崎医科大学附属病院 眼科姫路聖マリア病院 眼科多根記念眼科病院 部長多根記念眼科病院 副院長多根記念眼科病院 非常勤医師 手術執刀医ふくおか眼科クリニック 中野 院長
資格日本眼科学会認定 眼科専門医後房型有水晶体眼内レンズ(ICL)認定医・エキスパートインストラクターエキシマレーザーVisix認定医・インストラクターオキュレンティス社認定医・インストラクターフェムトセカンドレーザー IntraLase FS Laser認定医フェムトセカンドレーザー白内障手術Catalis 認定医虹彩固定型有水晶体眼内レンズ(Artisan)認定医虹彩固定型有水晶体眼内レンズ(Artiflex)認定医角膜内リング(Intacs)認定医角膜内リング(Ferrara ring)認定医眼瞼けいれん治療ボツリヌス療法認定医オルソケラトロジー認定医光線力学的療法(PDT)認定医Laser Vitreolysis認定医iStent認定医身体障害者福祉法指定医
白内障の手術に使う眼内レンズには、大きく分けて「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類があります。白内障手術では、一般的に単焦点眼内レンズを使用します。
単焦点眼内レンズは、健康保険適用の眼内レンズです。ピントが合う距離が1点なので、遠くまたは近くのどこにピントを合わせるかを、選ぶ必要があります。そのため、選んだ距離以外で見るときは、メガネをかける必要があります。
ただし、単焦点眼内レンズでも種類によっては、見える範囲が広いものもあるので、ご相談ください。乱視の矯正ができるトーリック眼内レンズもあります。
「遠くも近くも裸眼で見たい」という人には、多焦点眼内レンズをお勧めします。多焦点眼内レンズは、「遠くと手元」「遠くと中間距離」「遠くと中間距離と手元」といったように複数ヵ所(2点以上)にピントを合わせることができ、患者さまのご希望に合わせて見え方を選ぶことができるレンズです。
多焦点眼内レンズの白内障手術では「選定療養」と「自由診療」の2通りがあります。選定療養とは、患者さまが、追加費用を負担することで保険適用の治療と適用外の治療を併せて受けることができる医療制度のことです。
選定療養を選択すると、診療費や手術費用については保険が適用されるので、自由診療よりも負担額を抑えて多焦点眼内レンズを使った白内障手術が受けられます。当院では、選定療養対象のレンズを3種類用意しております。
自由診療では、世界的にも見え方や術後成績がよいと評価されるレンズを4種類導入し、患者さまの生活やご希望の見え方に合わせて、レンズを選んでいただくことが可能です。当院には多焦点眼内レンズのことを熟知した視能訓練士がおりますので、患者さまのニーズをよくお聞きした上で、ライフスタイルやご職業に合ったレンズをご提案させていただきます。
多焦点眼内レンズ について
下記それぞれ白内障手術の費用の目安となります。ご参考にしてみてください。(入院を伴わない日帰り手術の場合となります)
※症状の程度によって注射や薬剤が変わるため、費用が多少前後することがあります。
自由診療の多焦点眼内レンズは日本国内においては未承認のレンズで保険適用外となります。 現在、世界では様々な多焦点眼内レンズが出てきており、日本では未承認とされるレンズも海外では安全性が認められているものもあります。日本では薬事承認が下りるには長い時間を要します。自由診療の多焦点眼内レンズ=安全性が低いというわけではありません。当院では、細心の注意を払って、その有効性や安全性を検討し、術後成績などを加味して選定を行った多焦点眼内レンズのみを採用していますのでご安心ください。
>薬機法において承認されていない医療機器について
白内障手術の費用目安について
医療機関にかかる際、健康保険証の提示により、通常1~3割が自己負担額となります。高額療養費制度は、保険診療に対して高額な医療費がかかる場合に上限を設けて負担を抑えてくれる制度で1ヶ月(同月の1日~末日)にかかった医療費が自己負担限度額を超えた場合、超えた分の払い戻しがされます。また、あらかじめ限度額が超えることが分かっている場合、自己負担額を軽減することができます。自己負担限度額の上限は年齢と所得により異なります。詳しくは下記をご参照ください。
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◆飛蚊症(ひぶんしょう)目の前に蚊やゴミのような黒い浮遊物のようなものが見える状態です。目の中の硝子体という組織の老化現象によるもので、手術によって視力が回復することで見えやすくなる人がいます。
◆後発白内障白内障手術後、数ヶ月から数年以内の眼内レンズを入れている水晶体嚢という袋が濁り、視力低下をきたすことがあります。5年で約20%が発症するといわれています。YAGレーザーというレーザー治療で視力を回復させ、外来で5分程度で終わります。
◆一時的な眼圧上昇術後、一時的ではありますが眼圧が上がることがあります。点眼や内服薬で眼圧を下げます。稀に緑内障手術が必要となる場合があります。
◆術後眼内炎非常に稀ではありますが、約0.02%の確率で術後眼内炎が起きます。軽度であれば点眼・内服により治りますが、重症の場合には手術が必要となります。
◆度数ずれまれに術前検査の予測値から眼内レンズの度数がズレることがあります。ズレが小さい場合は、エキシマレーザーによるタッチアップで修正が可能です。度数ズレが大きい場合には、挿入したレンズを摘出し、新しいレンズを挿入します。
◆眼内レンズの脱臼・偏位術後になんらかの原因でレンズがズレたり、落下してしまう場合、患者さまの眼の状態からレンズを挿入できない場合もあります。これらのケースでは、硝子体手術を行い、眼に眼内レンズを縫い付ける方法を取ることがあります。
※手術後に何か少しでも不具合を感じたときは、速やかにご相談ください。
通常は目薬の麻酔のみでほとんどの方が痛みを感じないとおっしゃっています。痛みに弱い方は追加麻酔をして、できるだけ痛みを感じないようにしています。痛みの感じ方には個人差がありますので、痛みを感じた場合はおっしゃってください。
一般的な白内障手術の場合は大体5〜10分ですが、重症白内障の場合は10分以上かかることがあります。また現在はあまり時間にとらわれず、それよりも乱視の調整が必要な場合など、より結果が良くなるように時間をかけて丁寧な手術を行っています。
どのような手術もリスクはゼロではありませんが、白内障手術は外科の手術の中で安全な手術の1つと言われています。 失敗ではありませんが、同じ白内障でも、瞳孔が大きく広がらない場合や、水晶体を支えている組織が弱いなど手術中の状況は患者さまによって様々です。一般的な手術方法以外が必要となった場合は、丁寧に説明させていただきます。
手術直後はぼんやりですが、翌朝からある程度見えるようになります。視力が完全に安定するまでは1〜2ヶ月くらいかかります。
一般的に事務的なお仕事であれば1〜2日で復帰される方が多いですが、あまりお疲れが出ないようにパソコンなどは控えめにお願いしています。重労働や埃っぽい環境でのお仕事の場合は少し長めに休んでいただいた方が良いと思います。目の状態にもよりますのでその都度ご相談ください。
結膜炎やぶどう膜炎などの炎症がある場合は病状が落ち着いた時に手術を行います。緑内障や糖尿病網膜症、ドライアイなど、炎症性疾患以外の目の病気があっても基本的には手術は可能です。ただし白内障以外の病気があると、術後期待したほど視力が出ないことがあります。
稀ではありますが、術後眼内炎が0.02%くらいに起こると言われています。万が一の両眼失明のリスクを回避するために、当院では片眼ずつの手術をお勧めしています。付き添われるご家族のご都合やご自身のお仕事などのため、通院回数を減らしたい方は両眼同時手術も対応させていただきます。 また、多焦点眼内レンズ手術の術後の見え方に不安のある場合やレーシック後で度数ずれなどが起きやすい場合などは、片眼術後の状態で反対眼の治療方針をご相談させていただきます。このような場合は片眼ずつ受けられることをお勧めさせていただきます。
現在の白内障手術は、時間も短く、切開創も小さいので、日帰り手術でも安心して手術を受けていただくことができます。白内障以外に全身にご病気があったり、手術直後の通院が難しい場合は入院して手術を受ける方が安心かもしれません。入院をご希望される場合は連携施設にご紹介させていただきます。
術後「つい目をこすってしまった」など不安になる患者さまもいらっしゃるので、当院では手術の当日は眼帯をしてお帰りいただきます。眼帯は翌日の再診時に外します。手術翌日以降は眼帯の代わりに保護のためのゴーグルやメガネを約1週間お使いいただきます。 手術当日眼帯をご希望でない場合はゴーグルやメガネをご使用いただきます。
手術後は翌日、3~4日後、1週間、2週間、1ヶ月と検診にお越しいただき、その後は経過により1ヶ月~3ヶ月毎で術後の経過を診察させていただきます。
手術の準備から手術中、手術終了後の身の周りのことまで、当院スタッフがすべて丁寧にお手伝いをさせていただきますので、付き添いの方がいらっしゃらなくても手術はお受けいただけます。手術後は、少し落ち着かれるまでお休みいただいてからお帰りいただきます。お一人で手術を受けに来られる方も多くいらっしゃいます。
少しの濁りでも手術を希望される方もいらっしゃいますし、かなり進行していてもまだご希望されない場合もあり患者さまによって様々です。ご自身が見えにくくて日常生活が困難と感じた時に手術を受けていただければと思います。当院では無理に手術をお勧めすることはありません。ただし、白内障は年齢と共に進行して、いずれ見えなくなってしまいます。100歳寿命の現代、皆さまいつかは手術を受ける日がやってくると思います。せっかくの人生、明るく快適な毎日を送っていただける方が良いと思いますので、悩んでいらっしゃる方は是非一度ご相談にお越しください。
同じ白内障になることはありませんが、術後数ヶ月から数年経つと後発白内障(残しておいた水晶体のふくろが濁ること)が発症します。自覚的には白内障になった時と同じように霞んだり、視力が下がってきます。後発白内障は外来でレーザー治療を受けると、視力が回復するのでご心配はいりません。
休診日 火曜・土曜午後・日曜・祝日 ※受付時間は午前12:30まで/午後18:30まで※初めてのコンタクトご希望の方は午前12:00まで/午後18:00まで
当院では予約優先制を導入しております。ご予約のない方も診察を承っておりますが、お待ちいただく場合が御座います。ご理解をいただけますと幸いです。 ご予約をご希望の方はお電話、WEB予約からご予約をお取りください。